カンタンFX講座

アトランティックトレードのロスカット裁判

スポンサーリンク

証券会社のロスカット遅延で1,000万円以上の損出!!

外国為替を交換するFXにはさまざまなリスクを伴うため、損出額が膨大に膨れ上がり訴訟に至るケースも。そのひとつが平成19年7月27日に起きた「アトランティック・ファイナンシャル・コーポレーション遅延訴訟」です。既にこの会社はフィリップ証券に譲渡され、名前も事件も過去のものとなってしまったものの、事件の概要は以下の通り。

原告側の訴え

当初 
証拠金は8151万5940円、必要証拠金額は3630万1820円、預託証拠金額(純資産額)は907万5447円を保持

為替レートの変動
評価損が7335万8000円になり、有効証拠金額が815万7940円で預託証拠金額(907万円)を大きく割り込む

会社のシステムにアクセスが集中した結果、約定遅延(スリッページ)が原因。顧客の損出額は預託証拠金額を上回り、1,000万円以上の不足金が生じた
この事件の問題点はロスカットが適切に作動しなかったために、1,000万円以上の借金を顧客が抱えることになって訴訟が起きました!

裁判の結果

ロスカットが遅延したことは証券会社側の債務不履行であり、正しくロスカットが発動した場合の損金と、遅延によって生じた損金との差額分を、賠償するよう命じました。(東京地方裁判所平成20年7月16日判決)
引用元:FXのロスカットに関する貴重な判例 2015FX情報商材をぶった斬る!!

この事件から学ぶこと

アトランティック・ファイナンシャル・コーポレーションのロスカット遅延訴訟後、金融庁はロスカットルールとレバレッジを25倍制限(経過措置あり)が義務付けられました。
ただし、FX業者にとって約定率100%の達成は難題。多少のスリッページは避けられないので、FXを行なう人たちも、できるだけ約定率の高くて取引システムの整った業者を選び、レバレッジを大きくかけ過ぎないことです。

その他オススメ記事





Copyright(c) 2017 カンタンFX講座 All Rights Reserved.