取引終了で生じた精算金を返還しないために起きた訴訟!!
これはトレーダーがリベラインベスティメント社に取引の終了を求めたところ、1,760万円にも及ぶ精算金が残っていたにもかかわらず、FX業者から返還がなされなかった事件です。結果的に、この業者は債務超過で破産。事件の概要は以下の通り。原告側の訴え
取引の終了を伝え、清算金の支払い全額と弁護士費用180万円を加えた、1,960万692円を返還するよう業者に求めた↓
FX業者は返還金が1,760万692円あることを認めたものの、返還の義務がないと主張
取引終了によって業者も手数料が入ってこなくなるため、損害賠償に応じなければ清算金を支払わないと原告の主張を拒否
裁判の結果
訴訟費用は被告の負担とし、取引はすべて手動によるもので強制解約の条件にあたらないとし、キャッシュバック190万円と5年の割合の金額の支払を命じた。参照 >> リベラインベスティメント(東京地方裁判所平成17年2月1日判決)あおい法律事務所